| |
交通事故治療について |
 |
| |
交通事故に遭った場合、一番大切なことは、「早い段階で治療をする」ことです。
なんともないと思って放っておくと、後日痛みや痺れなどが出てくることも少なくありません。 翌日や1週間したら,痛くなったという話も多くあります。
また、目に見える傷がなくても、倦怠感やだるさ、頭痛や吐き気、不眠症状など
で悩まされることが非常に多いのです。
①本人の訴えが診断のポイントに
診察ではまず、事故の日時や状況、痛みの出ている部位や痛みの程度、ほかに現れている
症状などについて質問されます。
続いて触診が行われ、首を曲げたり、伸ばしたり、頭を上から押さえられたときに
痛みが強まった利、胸に痛みが広がるかどうかを調べます。
神経の障害を知るために、神経テストも行われます。腕や指の曲げ伸ばしがスムー
ズに行えるか、 知知覚異常がないか、といった点が観察され、手首や肘をたたいた時の反射なども調べます。
骨折の有無や骨のずれを確認するためにX線撮影検査も行われますが、頚椎捻挫型では 異常がみられません。そこで本人の訴えから重傷度を判定します。
受傷から1〜2日後に首に軽い運動障害などが現れた場合には軽症,受傷の直後か
ら、首がほとんど 動かせないくらいに痛み、日常生活に支障をきたしている場合には重症と診断されます。
首の神経が損傷されている可能性がある場合には、CT検査やMRI検査が行われ、
ときには脊髄造影検査や椎間板造影検査が行われます。これらは、局所麻酔をして造影剤を注入し、X線撮影を行う検査です。動きに伴う頚椎の、より詳しい
情報が得られる点が特徴です。
検査時間は15分程度ですが、造影剤の副作用を防ぐために、半日ほど安静にして
いる必要があります。
②事故にあったら無症状でも受診を
むち打ち症は不意の事故によって起こる為、予防は困難ですが、自動車事故に遭ったり、 スポーツ中に頭を強く打ったような場合には、できるだけ早く受診するようにしましょう。
事故の時点で傷や自覚症状はなくても、しばらくしてからさまざまな症状が現れることもあります。
放置すれば回復が遅れ、日常生活に支障をきたすことにもなりかねません。
また,頭を打った場合には、脳の血管に障害が起こっている可能性もあります。
からだへの衝撃を軽視しないようにしましょう。
乗車時にはシートベルトを正しく装着
自動車事故の発生件数は年々増加しています。いつ、誰に起こっても不思議では あり
ません。シートベルトを正しく装着したうえで、ヘッドレストの中央に後頭部がくるよう、 高さを調節するように気を配れば、むち打ち症ある程度までは防ぐことがで
きます。乗車時の習慣にするように心がけてください。 |
|
|
|